ジム通いで疲れてしまった人へ

おじさんからのナンパ、同姓からの視線、眠気との戦い、インストラクターとのコミュニケーションなどに疲れてしまった人に送ります。

筋肉痛は必須なのか

ジムに通っているからには効果を出したいと思うのは当然ですよね。その効果を計る一つの手段が筋肉痛。

 

年をとると筋肉痛が2日遅れで来るなんてお話もありますが、、、とにかく筋肉痛が来ないのは追い込めていないのではないかとか、効果が出ていないのではないか、と心配になってしまいますよね。

 

この筋肉痛はどう考えればいいのでしょうか。

筋肉痛とは筋繊維のミクロな損傷

まず、筋肉痛とは何かということを確認しておくと、筋肉痛は筋繊維が筋トレをすることによってミクロな単位で切れることです。筋繊維そのものが切れてしまうと先日の大相撲の横綱白鵬関のように筋断裂ということにもなりかねません。

 

そこまで行かないくらいに、筋トレで負荷をかけて得られるのが筋肉痛です。実際に電子顕微鏡で見ないとわからないくらいのミクロな損傷っていうことです。

 

この損傷を回復させることで筋肉を大きくしていくのが筋トレの原理というわけですね。となるとやはり筋肉痛が来ないと効果が得られないということになるのでしょうか。

筋肉痛は必須ではない

先に結論を言ってしまいましたが、必ずしも筋肉痛がないと筋肉が発達しないわけではないです。そしてさらに痩せたいという目標があるのであれば、さらに筋肉痛は必須ではなくなります。

 

では筋肉痛が来ない理由はなんでしょうか。

一つには筋力がついたために、これまでと同じ負荷を与えても筋繊維が損傷しなかったということです。つまり効果が上がっているために筋肉痛が起こらなかったのです。

 

また、筋肉痛が来ない場合でも筋肉が発達するケースがあることがいくつか確認されています。例えば低酸素状態にしたり、乳酸を蓄積させることでも筋肉は発達するのです。

 

さらには、自分自身では感じていなくても実は筋繊維がミクロに切れているということだってあります。ずっと筋トレをやっていると筋肉痛が当たり前になってきますが、そうすると以前は少しでも筋肉痛になると感じていた痛みを感じなくなっているだけかもしれません。

 

一番重要なのは楽しく継続すること

筋肉痛が必須ではないということだったのですが、それよりも大事なのは継続をすることです。そしてその際に楽しめる要素があるかどうか。

 

楽しむというと、なんだかゆとり世代か、みたいな雰囲気になってしまいますが、そうではなく、自分自身の筋肉を見て、にやりとできるか、トレーニングの動作自体に面白みを感じているか、誰かと一緒に行うことで笑いながらトレーニングできるか、といったそういったことです。

 

レーニングを楽しむことができるようになればしめたもので、継続はそれほど難しくなくなってきます。長くやっていれば筋肉痛が来る時も来ない時もあります。

 

もしどうしても気になるのであれば、複数のパターンを試してみることで、自分にとって筋肉痛がきやすい筋トレは何か?ということをテストすることだってできるでしょう。

 

筋肉痛だけに固執するのではなく、目標に向っていけるといいですね。